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ドット絵ライブラリー
合成モンスターを作ろう! プリン編②かけあわせ
2023年1月14日(土曜日)

2種類の素材から合成モンスターを作る企画の第2弾「プリン」の後編です。前回作成した素材、「プリン」と「モンブラン」をかけあわせて、新しいモンスターを誕生させます!

最大の問題は「どう動くか」

今回一番悩んだのは、モンスターとしてこのキャラクターを「どう動くように見せるか」です。カップに入ったプリンにせよ山型のモンブランにせよ、そのままでは動けません。ただのお菓子という"静"のドット絵から、モンスターという"動"のドット絵に変貌させるにはどうしたらいいのか?

簡単に答えは出ませんが、悩んでいても仕方ありません。とりあえずプリンを動きやすいかたちに変えます。

丸くしてみました。

ええ、丸くするのはかなり安直なのですが、正直言ってこれでだいぶ安心しました。ここからならどうとでも料理できるな、と。

頭のカラメルソース部分が平たいので、なんでも乗せられるのも強みです。たとえばここにホイップクリームをひょいと乗せれば……

こういう作っちゃいけないやつも簡単に作れます。

冗談はさておき。

前回作成したモンブランのクリーム部分を控えめに加工しつつ頭に乗せます。結果的に、当初思い浮かべていた「栗のシルエット」に近くなったのは不幸中の幸い(?)です。

そして、目と口をつけて顔を作ります。

なお今回はどんな表情にするかはあまり悩まず、前作の「ボム」と"系列モノ"に見えるように似せることにしました。

そして懸案の「動き」について。

はじめは足をつけて歩かせるか、翼をつけて飛ばせようと思っていたのですが、やめました。せっかく球体なのですから、"弾む"感じがいいだろうと。

ボディを上下させただけでは弾んでいることがわかりにくいので、下にカラメルを敷いてみました。ジャンプしたときはカラメルがすぼみ、着地したときはカラメルが広がるようにすることでカラメルの粘着感とボディの重みも表現しています。

実際にゲームとして作っているわけではないので「これって、アニメーションする仕様なのか?」という疑問はわくものの、溢れたカラメルソースをまとわりつかせながら「ねっちゃ、ねっちゃ」と音を立ててジャンプする様子が思い浮かびます。32x32の小さなドット絵のなかに「音」を想像させられる要素を入れられるなら、それは願ってもいないことだと思います。

というわけで、これにて「プリン」をテーマとしたモンスターデザインは完了です!

モンブランプリン(着地、跳躍) 各32x32ドット
仲川正紀
誰得ドット絵芸人を名乗る野良編集者。にちよう企画班でも、文章を書いたりドット絵を描いたりしていますよ。
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