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ドット絵ライブラリー
ドット絵メイキング『兵士』前編
2022年5月7日(土曜日)
今回のドット絵『兵士』は、『ランチェスターの第二法則による残存兵力算出フォーム』用のアイコンとして用意したものです。なのですが、せっかくなので4方向のキャラアニメーションにしてみることにしました。
サイズは16x16ドット、ファミコンでよくあったサイズです。
1. 形を決める
まずは全体のバランスを考えて、線画で形を決めます。
16x16ドットでは小人サイズにデフォルメされた絵柄になるので、頭:胴:足が、縦に2:1:1になるくらいでバランスをとります。無理に腰を描いてもおかしなことになるので、胴から足が生えているようにしてしまいます。
なお、アニメーションさせたときに手足の先が動いて見えるよう、左右反転させた際に手足の先が同じ位置に来ないようにするのがポイントです。
あと、右手を前に出すとき右足を前に出してはいけません(たまに間違えます)。
2. ざっと塗り分け
かたちさえ決まってしまえばもうできたようなもの。ざっと色を塗り分けます。
ドット数が少なく、すべての場所に境界線の黒フチを入れる余裕はありません。奥にある方の手足は境界線なしにして、色の差だけで区別します。このとき服がイエローやオレンジだと手との見わけがつかなくなるので要注意です。
3. 暗色を足して立体感をつける
それぞれの部位について色を1色追加して、明暗を表現します。このとき奥にある方の手足は暗色のみで塗ると、絵に奥行きが出ます。また、左右端を暗くすることで兜や鎧の丸みを表現しています。
4. 反転アニメの動きをチェック
最後に、画像を反転させてみて歩行アニメーションの動きをチェックします。拳と爪先の位置が動いているので動きがハッキリわかるほか、肩はドット構成的には違いがないものの色の違いによって変化していることがわかります。
動作はこれでOKなので、正面向きは完成! ということで、次回は横向きを作っていきます。
兵士(正面向き) 16x16ドット
(つづく)
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