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今回は主に初心者向けの例として、16x16ドットで『ダンボール箱』を作ります。
1. 全体像を作成
ダンボール箱は概ね直方体で背丈は低いものですが、そのリアリティは不必要なのでアイコン的にかわいくなる立方体に近い形状にします。
色はあとで塗りなおすことを前提に、ダンボールっぽくない色にしておきます。上面を明るくするか側面を明るくするか悩むところですが、今回は側面にしました。左側面は絵を入れるキャンバスになります。
2. 穴をあける
右側面にダンボールを持つ穴をあけます。
穴の左側は"箱の内部"になるなのでより暗くします。逆に右側は"ダンボール紙の厚みの部分にあたると見なして少し明るい色にします。このサイズでここまで細かいことにこだわらなくてもいいんですけどね。
なお、この"穴の右側"の色に箱の上面色を使う手もありますが、穴を目立たせたくはないので今回は箱の側面色より少し暗い色にしました。まあ、ご都合主義です。いいんです!
3. フタをつける
上面にフタを示すための溝をつけます。
ここでの注意点は溝の部分を1本線にせず、2本線で描くこと。2本の線はそれぞれ、"手前フタ板の奥側ライン"と"奥側フタ板の手前ライン"にあたります。板と板の接点を1本線で描くより立体感を出せます。ただ、このサイズでやるのはちょっと強引かもしれません。
4. 色と形状を整える
箱の上面の手前と奥に、それぞれ中間色を入れることで角を落とし、少し柔らかい印象にします。
また、その中間色をフタ板の溝の色にも使うことで溝が目立ちすぎるのを抑えます。
大して多くの色を使っているわけではありませんが、全体のコントラスト(明るい色と暗い色の差の開き)を強めにしないと、中間色の見分けがつかないことに要注意です。
5. ダンボールらしい色にする
ここまでダミー色で作業を進めてきましたが、形状が整ったのでダンボールらしい色に変えます。
ただ茶色くするだけですが、暗い色ほど彩度を落としています。
6. 絵を入れて完成
最後に、箱の左側面に絵を入れます。
といっても、かなり狭いので大したものは描けません。今回は、どうにか「ミカンかな」と思ってもらえそうな絵を入れて、完成です!