3. 冬支度のはじまり
さて、ここからが本番です。
冬に備えるため(?)こたつ布団をかけ、天板をのせます。ここでキャンバスを広げて40x40ドットにします。
わざわざ作った「初夏のこたつ」を下絵として、天板(灰色)とこたつ布団(紫色)のだいたいの大きさを描き足します。
下絵に"脚"や"やぐら"があるので、簡単に「こたつ布団が余裕をもって広がっている感じ」を出せましたが、下絵がない場合は意外と苦労するかもしれません。バランスをとるのが難しいものを描くときは、そのガイドラインとなるものを用意しておくと結果的に楽できるのです。
さて、だいたいのバランスは決まったので、それぞれの箇所を塗っていきます。
天板は骨組みの木の色を流用した、いわば「本気色」ですが、こたつ布団はあとで塗り替える前提の「仮の色」です。
4. 天板を整える
こたつ布団はあとで丁寧に描き込んでいくので、先に天板を整えます。
前段階のようなベタ塗り状態のままにしてしまっても良いのですが、うちのこたつは合板なので明色と暗色を加えて流れを作り、継ぎ目っぽく見せています。
5. こたつ布団を整えて完成
続いて、こたつ布団を整えていきます。
まずは、少しわざとらしいのですが、いかにも「昔の布団っぽい」白いフチの部分を描き加えます。昭和です。
さらに、布団のメインカラーを暖色することでホットな感じを出しつつ、全体の丸みを強調するため布団の端あたりに色を加えていきます。
また、全体のイメージが柔らかくなったのにあわせて、天板を含めてフチドリの色も少し控えめにします。なお、いつもならフチドリは彩度が低めの色にするのですが、今回は全体で暖かさを出していきたいのであまり彩度を下げないようにしました。
さて、もうひといき!
さいごに、こたつ布団に模様をつけます。
布地より1段階明るい色で1ドットの点をうち、その四方4ドットを逆に暗色で囲んだものを1セットの"花的なもの"として、それを布団全体にランダムに散りばめたら、ようやくこたつの完成です。
あ……
みかんを忘れてはいけませんね。天板のうえにのせてあげたら、今度こそ「冬のこたつ」の完成です!